CPAP療法
無呼吸の発生
無呼吸・低呼吸は、上気道すなわち咽頭もしくは咽頭周囲の閉塞により起こります。
その閉塞の原因は、肥満に伴う上気道軟部組織への脂肪沈着、扁桃肥大、巨舌症、鼻中隔弯曲症、アデノイド、小顎症などの形態的異常と上気道筋の活動度の低下などによる機能的異常に分けられます。
内科的治療
マスクを介して気道内に陽圧をかけ、気道の閉塞を防ぐことにより、無呼吸を取り除く療法です。
重症SASにおいて、CPAP治療群と無治療群を比較した場合、CPAP治療群のほうが有意に予後が良いという報告など、多くの研究によって、中等度から重症SASに対して治療効果が証明されています。
CPAPの原理
CPAP本体からエアチューブ、鼻マスクを介して予め設定した陽圧を気道へ送り、気道を常に陽圧に保つことにより、気道の閉塞を防ぎます。
CPAPの効果
・無呼吸、低呼吸、いびきの消失
・低酸素状態の改善
・睡眠の質の向上
・日中傾眠の解消
・合併症の予防、改善
・生命予後の改善
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