慢性便秘症
便秘症状チェック(以下のものをチェックして当てはまるか調べてみてください)
1.排便回数の減少
2.排便時のいきみ
3.下腹部の痛み、不快感
4.便が硬い
5.残便感
便秘は、通常3日間以上排便がない状態、または毎日排便があったとしても残便感がある状態が続くことをいい、症状は多岐にわたります。
ガイドラインで便秘は「本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」と定義されます。
便秘の原因
・日常の水分摂取量が少ない
・大腸で過剰に水分が吸収され、便が固くなる
・大腸の動きが弱く直腸まで便が運ばれにくい
・便意を我慢する習慣により、直腸の排便反射が弱い
・過度な少食やダイエットなどによる食事制限
・ストレスによる大腸蠕動運動の低下
他の病気により便秘症状が起こる場合もあります。
便はお腹の健康度を表すバロメーターです
通常の便は、固形成分1/4に対して3/4は水分です。便に含まれる水分量によって便の硬さや形が変わります。
排便時の姿勢
便秘の改善法
普段の食事を見直し、腸にやさしい食事を心がけましょう!
1.朝食をきちんと食べる。
『朝食を食べる→トイレに行く』 これを習慣づけましょう
2.食事内容を見直す
・お酒を控えましょう
・食物繊維を多く含む食事を摂るようにしましょう
・人工甘味料を含むものを控えましょう
・カプサイシンを多く含む香辛料の入ったものは控えましょう
・カフェインのを含むコーヒー、冷たいものや炭酸飲料を大量に飲まないようにしましょう
3.食事習慣を見直す
・夜食を控えましょう
・一度に大量に食べずに、毎食バランス良く決まった時間に食べるようにしましょう
・食事時間にゆとりをもって、ゆっくりよく噛んで食べましょう
4.睡眠をしっかり取りましょう
5.適度な運動をしましょう
毎日継続して行いましょう。適度な運動は腸の動きも改善し、ストレスの解消にも繋がります。
6.お腹を冷やさないようにしましょう
慢性便秘の診断基準
慢性便秘症の診断基準を簡単にまとめると、
- 兎糞・硬便など固い便
- 便を出にくい
- 残便感がある
- 排便回数が週3回未満
の2項目以上を満たし「6ヶ月以上前から症状があり、最近3ヶ月間は基準を満たしていること」と定義されます。
その他内科ページはこちら