脱毛症AGAとは
AGAとは、男性に最も多くみられる脱毛症で、男性型脱毛症の略です。AGAは他の脱毛症との違いは、思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が、薄くなり進行していきます。AGAは日本全国で1200万人以上が悩みをもつ一般的な病気です。
AGA(男性型脱毛症)の原因(薄毛)
薄毛の原因となる毛母細胞の働きを抑えてしまうDHTという強力な男性ホルモンの作用や遺伝が関係しています。このDHTが多くできると頭髪の成長期が終了します。
ストレスによる自律神経などのバランスが崩れ血流が悪くなり毛髪まで栄養が行き届かなったり、栄養バランスの悪い食事や喫煙習慣、睡眠不足等による新陳代謝の低下が頭皮へ悪影響を及ぼすことなども原因になります。
AGA(男性型脱毛症)の症状
思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が、薄くなり進行していきます。細くて短い髪の毛が多くなり毛髪の密度が低下して、全体として薄毛が目立ち始めるようになります。
ヘアサイクル
- 成長期1(~1年):
毛母細胞が分裂を開始し、新しい毛髪をつくり始めます。 - 成長期2(2~6年):
毛母細胞が活発に活動し、新しい毛髪が太く硬くなり成長を続けます。 - 退行期(2~3週間):
毛母細胞の力が弱まり、毛髪の成長が止まります。 - 休止期(数カ月):
成長が止まった毛髪は抜け落ちます。この状態がしばらく続き、 成長期へと再度進みます。
AGAの治療法
治療にはプロペシアという飲み薬が中心になります。男性ホルモンのテストステロンを、より強力な男性ホルモン(DHT)に変換する作用のある酵素の働きを阻害する作用があり、薄毛・抜け毛の進行を抑制し、発毛を促進させます。
その他にも、塩化カルプロニウムという育毛剤で使われる血管拡張成分のあるアロビックスという薬を補助的に使用することもあります。 プロペシアとの併用で作用の増強が期待できます。頭皮の血管を拡張し血流をよくして、毛乳頭への栄養補給を助けて、毛髪の成長を促す作用があります。「フロジン液30ml」が先発品で、「アロビックス30ml」が後発品・ジェネリック医薬品です。
注意点として塗布直後に全身発汗、まれに寒気、吐き気、嘔吐等が現れることがあるので、異常が認められた場合には使用を中止し、水で洗い流してください。
プロペシア
プロペシアの成分のフィナステリドは本来、前立腺肥大や前立腺癌の治療薬として開発された医薬品ですが、副反応として発毛がみられたことから発毛剤に使用されるようになりました。プロペシアは、日本では2005年に万有製薬から発売されました。
ザガーロ
ザガーロ(デュタステリド)はプロペシア(フィナステリド)と同様に5α還元酵素阻害薬に分類される薬剤ですが、 先行して男性型脱毛症用薬として承認が通っているプロペシア(フィナステリド)に比較して、 AGAの原因物質であるジヒドロテストステロンの抑制効果が高く、 その結果AGAの改善に対しての効能が向上しています。
飲み方
成人男性が1日1回1錠を決まった時間に、内服します。毎日継続することが必要です。3カ月くらいで抜け毛の減少効果が出てきて、実感するまでには6ヶ月前後の内服の継続が必要です。通常、6ヶ月くらいで脱毛の進行が止まり、増えてくる方は増毛し始めます。
プロペシア服用中の方の献血は禁止されています。1ヶ月の休薬後献血可能です。
ザガーロ服用中の方はの献血は禁止されています。6ヶ月の休薬後献血可能です。
プロペシア1mg 28錠 9,500円
ザガーロ0.5mg 30錠 11,000円
別途、初回のみ初診料がかかります。その後、相談時には再診料がかかります。
来院が3ヶ月以上ない場合は再度初診料がかかります。
>>AGAについて(院長ブログ)